焼き鳥のメニューの名前、何がどの部位かご存知ですか?

同じ焼き鳥でも部位によってさまざまな味、食感があり、それらを食べ比べる事ができると言うのも焼き鳥の魅力の一つですよね。恐らく誰もがそれぞれにお気に入りの部位がある事と思います。しかしながら、「もも」や「かわ」などはともかく、「ハツ」や「ぼんじり」などは、どの部位の肉を使用しているのか分からず食べていると言う方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、焼き鳥のメニューがそれぞれどの部位に当たるのかを解説していきたいと思います。

まずは「ハツ」についてです。こちらについてはご存知の方も多いかもしれませんが、心臓を使用しています。心臓を英語で「Hearts(ハーツ)」と言い、このハーツが次第に「ハツ」と言うメニュー名になって行ったと言われています。

続いては脂肪質が多く、柔らかい食感が特徴的な「ぼんじり」についてです。このぼんじりは鶏の尾の先端部の肉を使用しています。ぼんじりの「ぼん」は、ひな祭りなどでもおなじみの「ぼんぼり」に、「じり」は「尻」の肉にそれぞれ由来していると言われています。
地方やお店によっては「ボンチリ」、「ボンボチ」、「三角」、「テール」、「ヒップ」などの名称で呼ばれている事もあるようです。

独特の食感が特徴的な「せせり」も、名前を聞いただけではどこの肉を使用しているのか分かりづらい事と思います。「せせり」は、鶏の首の部分のわずかな肉を使用した物で、「ネック」、「きりん」と呼ばれる事もあります。「せせり」と言う名前は、首の骨に付いた僅かな肉を「せせりとる」事に由来していると言われています。

希少な部位は専門店でしか用意されていない事も多いですが、普段は食べないメニューも注文してみれば、新たな焼き鳥の魅力に出会えるかもしれません。
是非次回焼き鳥を食べに行った際には、これらのメニューも注文してみてください。