駅チカだったり、情緒があったり…赤ちょうちんの魅力

赤ちょうちんとは、飲み屋の通称のことです。居酒屋なども含め、気軽に一杯やれるお店のことを指します。文字通り、軒下に吊るされた赤ちょうちんが印象的なお店も多く、そこはかとなく昭和の雰囲気が漂い、仕事帰りのサラリーマンたちの足を誘います。

昨今では、大学生などの飲み会はもちろん、OLたちの女子会にも頻繁に利用される場所になっています。そんな赤ちょうちんの魅力とは、一体何なのでしょうか?

まずは、その情緒的なムードでしょう。どこかしら、うらぶれた雰囲気があったり、肩肘張らずに寛げる懐かしい感じがあったりと、そこに癒しのようなものを感じる方も多いようです。たしかに、店内装飾も和風のところが多く、おふくろの味を思い出させてくれる和のメニューが中心で、ほっこりできる場所と言えるでしょう。

あるいは、お店の場所が駅チカにあることが多いことも赤ちょうちんの人気の秘密です。
ほとんどの赤ちょうちんは、駅から程近い場所に店を構えていますが、そういった好立地は、気持ちよく酔って家に帰る時にも助かります。
たとえ、千鳥足であっても、すぐそこに駅があれば、タクシーにも乗らずに済むでしょう。

赤ちょうちんの魅力として、忘れてはいけないのが、値段の安いことです。1,000~2,000円もあれば、美味しいつまみをあてに、お酒のチョイ飲みができます。また、仲間との会話が弾み、長居したとしても、勘定を気にせずに愉しむことができるでしょう。

一人でふらっと入るもよし、大人数でワイワイやるもよし、赤ちょうちんは、都会の中のオアシスと言っても過言ではないかもしれません。